個人でクリニックを経営されている先生方からよくいただく質問のひとつが、
「医療法人化のタイミングはいつが良いのか?」 という点です。
実際には、経営状況・家族構成・将来の承継計画などにより最適なタイミングは異なります。
ここでは福岡県での開業医を前提に、よく検討されるタイミングをご紹介します。
目次
✅ 医療法人化を検討すべき代表的なタイミング
1. 税負担が重くなったとき
- 所得が増えると、個人事業のままでは税負担が大きくなることがあります。
- 医療法人化により節税効果が見込める場合がありますが、具体的な判断は顧問税理士に相談されるか、弊所提携の医業に特化した税理士をご紹介可能です。
2. 家族へ給与を支払いたいとき
- 個人事業では「専従者給与」に制限があります。
- 医療法人化すれば、家族を役員・従業員として雇用し、給与を柔軟に支給できます。
3. 設備投資や分院展開を考えているとき
- 法人の方が金融機関からの信用度が高く、融資を受けやすいです。
- 分院開設も法人でなければ認められません。
4. 医業承継を見据えるとき
- 個人事業では、相続時に「廃止・再開設」の手続きが必要です。
- 医療法人にしておけば、理事長交代によりスムーズな承継が可能です。
⚠️ 医療法人化に適さない場合もある
- 所得がまだ低く、節税効果が見込めない場合
- 将来の事業拡大を予定していない場合
- 手続きや維持コストを負担に感じる場合
📝 福岡県でのスケジュール感
福岡県では、医療法人設立は年2回の申請スケジュール制です。
- 【春募集】設立説明会 → 個別説明会 → 仮申請(7月頃) → 本申請(8月頃) → 医療審議会(10月頃)
- 【秋募集】設立説明会 → 個別説明会 → 仮申請(11月頃) → 本申請(12月頃) → 医療審議会(2月頃)
少なくとも半年前から準備を始めることが推奨されます。
👨⚖️ 行政書士に相談するメリット
リエゾン行政書士事務所では、
福岡県内での医療法人設立に精通した行政書士が、書類作成から審査対応までフルサポートいたします。
- ✅ スケジュール管理(説明会・申請日程のご案内)
- ✅ 必要書類の作成・添削
- ✅ 認可後の登記は提携司法書士が対応
- ✅ ご希望があれば、医療に特化した税理士・社労士もご紹介